血圧を低下させる薬とは

高血圧も悪化してくるとなかなか生活習慣の改善だけでは治せない状態になってきます。場合によっては他の病気を併発して、改善に急を要する場面などもあるかもしれません。

 

そんな時は薬の力に頼って素早く血圧を低下させる必要があります。薬を用いる時は自分の高血圧がどのようなところから生じているのかを適切に理解し、その原因を改善するために薬を服用する必要が出てきます。

 

塩分の取り過ぎなどが原因で血液量が多くなっている場合とカルシウム濃度が高くなることが原因で血管が狭まり血圧が高くなっている場合とでは処方されるすりも異なってきます。

 

血圧を下げるために処方される薬にはどんなものがあるのか、どういう副作用があるのかを中心に見ていきたいと思います。なお、血圧を下げる薬は原則お医者さんにしか処方できないものがほとんどですが、くれぐれも自己判断で使用したり使用を中断することはせず、しっかりと指示通りに服用していくことが大切です。これを疎かにすると恐ろしい弊害を生みだしてしまうかもしれません。

 

血圧を低下させる薬とは

高血圧の治療には、食事による治療と運動による治療があります。逆に言えば高血圧の原因は食生活と運動不足が原因となっているパターンが多いと言うことなのですが、長い間放置して悪化してしまった高血圧患者の方は他の症状を併発しているなどして、食事療法や運動ではなかなか改善しないことがあります。

 

また、併発してしまった病気によっては血圧が高い状態が非常に危険になってしまうものもあります。そのような場合は一刻も早く血圧の数値を改善しなければならないため、生活習慣の改善から根気強く血圧をコントロールしている余裕がない可能性もあります。

 

そんな時は血圧を低下させる作用のある薬を使うことで血圧を改善する必要があるかもしれません

 

しかし、高血圧の治療薬にはメリットとデメリットが存在します。高血圧症の患者さんそれぞれの症状や高血圧の原因に応じて使用される薬は異なるため、高血圧用の薬は専門医の指示のもとで処方されることになります。ここではまず高血圧のための主要な治療薬を見てみましょう。

 

利尿薬

高血圧の原因が体内に過剰な塩分があることにある人に対して効果的なのが利尿薬です。体内に余分な塩分があると浸透圧の関係で水分で薄めて塩分濃度を一定にしようとします。これが血液でおこると血液の総量が増えてしまうため血管への負担が大きくなり、血圧が上昇します。

 

塩分は通常余分に摂取されても腎臓から尿として排出されていきますが、腎臓に問題のある方や高齢の方はこの機能がうまく働かないことがあります。

 

利尿薬は塩分と尿を共に体外に排出することが狙いで、尿と水分を体外に排出することによって血液の量を減らし血圧が低下する事に繋がります。効果が期待できるのは、高齢の方、肥満症の方、うっ血性心不全の方、慢性腎不全の方です。

 

逆に利尿薬を使用してはいけないのが、糖尿病、高血圧症の方です。

ベータ遮断薬

ベータ遮断薬は心拍数と心臓から流れ出る血液量を下げて血圧を下げる事を目標とします。人間の身体は交感神経という緊張を高める神経と副交感神経というリラックスするための神経を切り替えながら生活しています。交感神経ばかりが優位に働くと心臓に負担がかかり、場合によっては血流の勢いを強めて高血圧になってしまうことがあります。これを抑えるのがベータ遮断薬の役割です。

 

効果が期待できるのは、交感神経が活発に働きやすい年齢が若い方、心拍数が多めの方、狭心症の方、片頭痛の方です。

 

逆に使用していはいけないのが、糖尿病の方です。

カルシウム拮抗薬

カルシウム拮抗薬は、カルシウム濃度を低下させ、血管を広げる事によって血圧を低下させます。カルシウムは血管の細胞壁を収縮させることで血管を細くしてしまい、血圧を上昇させてしまうことがあります。しかし生命活動にいてカルシウムは必要不可欠な成分でもあります。
そのためこの薬を使うことでカルシウムによる弊害をなくすというのが目的です。

 

最近の高血圧症の方に出される薬では一番良く出される薬ですが、気をつけるとがひとつあります。それはこの薬を服用している時にグレープフルーツを食べたりジュースで飲んではいけないと言うことです。血圧が必要以上に下がってしまうという副作用があるからです。

 

これ以外にも高血圧対策として処方される薬はいくつもありますが、代表的なものを挙げてきました。いずれも基本的には医師の指示のもとで服用する薬ですが、突然辞めたり量を増やしてしまうのは危険です。血圧の薬はつまりは血の流れや血管をコントロールする薬です。そのことを肝に銘じて服用しましょう。

血圧を低下させる薬の主な副作用

血圧を下げるために病院で処方される薬剤を降圧剤と言います。降圧剤にはそれぞれ副作用が存在するため、服用するさいは医師の指示に従うのはもちろんのこと、しっかりと自身に処方された薬について学ぶことが大切です。

血圧を下げる薬の副作用

日本で最も多く処方されている降圧剤は「カルシウム拮抗薬」というものです。血管を収縮させる原因であるカルシウムを抑制する効果のある薬で、心疾患が合っても使える降圧剤です。一方でほてりや浮腫み、動悸や頭痛などの副作用が出ることがあります

 

次によく使われる事が多いアンジオテンシンU受容体拮抗薬(ARB)にも副作用があります。妊婦さんや授乳中のお母さんにはまず処方されず、肝障害や腎障害を起こす可能性もあります。その為、肝臓と腎臓に疾患がある場合にも処方されません。

 

他にも降圧剤がありますが、いずれも肝臓・腎臓に負担をかける可能性があります。薬には副作用が付きものなのである程度は仕方ありませんが、出来るだけ高血圧は自然な形で治したいものです。

血圧対策のサプリメントと降圧剤の違い

経口で服用することから、サプリメントと薬は混同されることがしばしばあります。しかし、サプリメントはあくまでも食品です。基本的には大きな副作用の心配はなく、健康をサポートするための補助食品として気軽に摂取出来ます

 

わかりやすくいえばサプリメントには身体の機能を直接変える力はありません。そこに含まれている栄養素や成分がなんらかの形で体調にプラスの変化を与える可能性があるだけです。その変化も薬と比べれば効果は弱く瞬間的に利くようなものではありません。

 

薬は医師や薬剤師の処方によって出されるように、効果が高い代わりに危険性も高いです。一方のサプリメントは緩やかな効果ですが、体が本来持っている力を引き出して健康にしていくので安全性が高いです。ただし結果が出るまでにそれ相応の時間はかかるでしょう。

 

緊急を要する場合は薬剤に頼らざるをえませんが、高血圧を自力で治したいという場合にはサプリがオススメと言えるでしょう。

基本は生活し生活習慣の改善から

サプリメントや薬も高血圧対策としては選択肢の一つですが、いずれの場合も基本は生活習慣の改善から高血圧を治す必要があります。

 

薬を服用すれば数値は低くなるかもしれませんが、薬をやめればもとにもどります。薬で血圧を下げている間に、本来の身体の力だけで正常な血圧をコントロールできる体質に作り変えなければなりません。

 

そのためには食生活の改善、運動を取り入れるなどして日々の生活を見つめなおし、変えていくことが必要になるでしょう。

 

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